我が家ではチンチラのこたろうと6年以上暮らしています。
チンチラを初めて家に迎えると、「初日は触らない方がいい?」「部屋んぽはいつから?」「ケージの掃除はしても大丈夫?」など、意外と分からないことがたくさんあります。
我が家がスタンダードグレーのチンチラ・こたろうを迎えたのは2020年。今ではすっかり我が家の生活になじんでいますが、お迎えしたばかりの頃は、飼い主側も「これで大丈夫なのかな」とかなり慎重になっていました。
結果的にこたろうはかなり好奇心旺盛で、新しい環境にも比較的早く慣れるタイプだったようで、3日目には部屋んぽを開始。1週間ほど経つ頃には、自分から膝の上に乗ってきたり、撫でさせてくれたりするようになりました。
ただし、これはあくまで「こたろうの場合」です。チンチラにもかなり個体差があるので、「○日目になったら部屋んぽ」「○日目なら触ってOK」と日数だけで決める必要はありません。
この記事では、こたろうを迎えた初日から1週間まで、我が家が実際にどう過ごしたのかを振り返ってみます。
■この記事でわかること
・チンチラをお迎えした初日はどう過ごした?
・触り始めたのは何日目?
・初めて部屋んぽをしたタイミングと当時の様子
・最初の1週間にチェックしていた食欲・水・ウンチ・体重
・ケージ掃除やペレット・チモシーはどうした?
・6年飼った今だから思う「当時やりすぎていたこと」
・「○日目から」と決めるより、その子の様子を見ることが大切だと思う理由
- お迎え前|こたろうとの出会いは近所のホームセンター
- お迎え当日|チンチラ1匹のために軽トラを借りました
- 初日はケージに入れて、基本的にそっとしておいた
- 翌朝、なぜかケージから遠く離れた場所にウンチが……
- 2日目|ケージ越しに触ると、自分から鼻を出してきた
- 3日目|初めての部屋んぽ。出ては戻るを何度も繰り返す
- 4日目以降|朝30分、夜1~2時間の部屋んぽが日課に
- 1週間後|かなり「うちの子」らしくなってきた
- ケージ掃除は3日目くらいから。最初は最低限に
- 最初のペレットはホームセンターと同じものを継続
- 最初の1週間に見ていたのは「食べる・飲む・出す」
- 今振り返ると、部屋を冷やしすぎていた
- 掃除機や生活音にも神経質になっていた
- 「○日目から触る」ではなく、その子の様子を見ればいい
- まとめ|最初の1週間は「仲良くなる」より「その子を知る」期間
お迎え前|こたろうとの出会いは近所のホームセンター

こたろうを迎えたのは、当時住んでいた家から自転車で5分ほどのところにあったホームセンターでした。
正直なところ、今振り返るとチンチラにとってあまり快適とは言いにくい環境だったように思います。なんだか今写真を見ると、だいぶほっそりしているようにも見える…。犬や猫などと同じペット売り場にいて、店内はかなり暑く、場所によってはエアコンの風が直接当たっていました。
こたろうの生年月日は分かっておらず、「2020年生まれ」とだけ記載されていました。お迎えした時点では、おそらく生後数か月くらいだったと思います。
ちなみに、我が家では「覚えやすい」という理由だけでこたろうの誕生日を勝手に4月1日に設定しました。
💡チンチラを飼うために必要なケージや食事、掃除用品などについては、別の記事でまとめています。

お迎え当日|チンチラ1匹のために軽トラを借りました

お迎えしたのは、お盆に近い真夏のかなり暑い日でした。
距離だけ考えれば徒歩でも帰れる場所ですが、その日の外気温は36℃近く。いくら短時間とはいえ、真夏の炎天下をチンチラ入りのキャリーを持って歩く気にはなれませんでした。
当時、我が家には車もありません。そこでどうしたかというと、ホームセンターが家具や荷物の運搬用に貸し出している軽トラックを借りました。
家具でも家電でもなく、運ぶのはチンチラ1匹です🐭
エアコンをしっかり効かせた軽トラックの助手席にこたろうを乗せ、わずか数分の距離を走って家まで連れて帰りました。
今考えても、真夏に徒歩で連れて帰らなくて本当によかったと思っています。もちろん自宅の部屋も、迎える前からエアコンをつけて涼しくしていました。
初日はケージに入れて、基本的にそっとしておいた
事前に調べた情報から、「お迎え当日は新しい環境に慣れてもらうことを優先しよう」と考えていたので、家に着いたらそのまま用意していたケージへ入れました。
初日は部屋んぽもしませんでしたし、こちらから積極的に触ることもせず、少し離れたところから様子を見ていました。
こたろうは隠れて出てこないということはありませんでしたが、普段と比べればやはり大人しくしていたと思います。
一方で、ケージの中に入れてあったステップに乗ったり降りたり、飛び箱の中に入ったり出たりして、「ここは何なんだろう?」と新しい環境を確認しているような動きはしていました。
チモシーやペレットも普通に食べてくれました。最初から食欲があったのは、飼い主としてかなり安心したポイントでした。
翌朝、なぜかケージから遠く離れた場所にウンチが……
初日の夜は、私たちが寝る部屋とこたろうのいる部屋が別だったため、夜中にどのくらい活動していたのかは分かりません。
ところが翌朝。ケージを見ると、ケージの周辺どころか「なぜここまで飛んだ?」という場所にまでウンチが落ちてました。ああ、夜中は結構動き回っていたんだなーと分かりました。チンチラと暮らしている人にはおなじみの光景ですが、初めて見た時はかなり不思議でしたね。
ケージの中にいるはずなのに、なぜこんな遠くまでウンチが飛んでいるのか。6年経った今では何とも思いませんが、お迎え直後は意味が分かりませんでした。笑
2日目|ケージ越しに触ると、自分から鼻を出してきた
翌日からは、ケージ越しに少しずつ触るようになりました。
そもそも、こたろうを迎えようと思った理由の一つが、この好奇心の強さでした。ホームセンターにはほかにもチンチラがいましたが、昼間ということもあり、寝ていたり、人が近づくと警戒したり威嚇したりする子も多かったです。
そんな中、こたろうはこちらが近づくと興味津々で、すぐに鼻をこちらへ近づけてきました。「この子、結構人に興味があるんだな」と感じたのを覚えています。
家に来た翌日も同じで、ケージ越しにペレットをあげたり、そっと触ったりすると、自分から鼻をぐっと外へ出してきてくれました。そして噛みもしない。
飼い主としては、これがものすごく嬉しかったです。
3日目|初めての部屋んぽ。出ては戻るを何度も繰り返す

我が家では、お迎え3日目に初めてケージから出しました。
最初から勢いよく飛び出したわけではありません。ケージから少し出て、また戻る。もう一度出て、また戻る。何度かそれを繰り返していました。
「ここは安全なのかな」と自分なりに確認していたのかもしれません。しばらくすると一気に行動範囲が広がり、だーっと走り回ったり、ポップコーンジャンプをしたり。かなり楽しそうに動き始めました。
私たちは追いかけたり触ろうとしたりせず、同じスペースの中に座って見ていました。すると、こたろうの方から膝の上に乗ってきてくれました。
ただ、そこで撫でようとするとまだ少し「ビクッ」とする感じはありました。こたろう自身がまだ慣れていなかったこともあると思いますが、飼い主側も「どこまで近づいていいんだろう」「触って嫌がられないかな」とドキドキしていました。こちらのぎこちなさも伝わっていたのかもしれません。
6年経った今では、こたろうは少し強めにガシガシ撫でてもらう方が好きそうです。
💡部屋んぽスペースの広さやフェンス、我が家のレイアウトについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

4日目以降|朝30分、夜1~2時間の部屋んぽが日課に
4日目以降は、ほぼ毎日部屋んぽをするようになりました。時間は朝に30分くらい、夜に1~2時間くらい。実はこの生活リズムは6年経った今でもほとんど変わっていません。
部屋んぽを始める日については、「3日目から出した方がいい」という意味ではありません。
こたろうはもともとかなり好奇心旺盛で、2日目にはケージ越しにこちらへ寄ってきていましたし、3日目も自分からケージの外へ出ようとしていました。
逆に、ケージの奥でじっとしている、近づくと強く警戒する、食欲が安定していない、といった様子なら、もっと時間をかけてもいいと思います。「何日目だから」というより、その子の様子を見る方が大切です。
1週間後|かなり「うちの子」らしくなってきた

「もうこの家に慣れてきたかな」と感じたのは、お迎えから1週間くらい経った頃でした。
部屋んぽ中に飼い主の膝へ普通に乗ってくるようになり、撫でてもそれほど警戒しなくなりました。
新しい家、新しいケージ、新しい人間。最初の数日は一つひとつ確認していたものが、だんだん「いつもの場所」になっていったのだと思います。
とはいえ、抱っこはまだしていません。初めて抱っこの練習を始めたのは、お迎えから約1か月後です。
今でもこたろうは抱っこそのものが大好きというわけではありませんが、脱走したときや病院へ連れていくときなど、いざというときにまったく抱っこできないのは困ります。そのため、生活に十分慣れてから少しずつ練習を始めました。

ケージ掃除は3日目くらいから。最初は最低限に
ケージ掃除も、お迎え初日から全部きれいにすることはしませんでした。
2日目まではほぼそのままにして、3日目くらいから普段の掃除を始めたと記憶しています。
せっかく新しい環境を確認しているところなので、最初から人間が何度もケージの中へ手を入れたり、大きくレイアウトを変えたりする必要はないだろうと考えていました。
もちろん、おしっこなどで明らかに汚れている部分があれば別ですが、最初の数日は「必要なところだけ」というくらいでもいいと思います。
最初のペレットはホームセンターと同じものを継続
ペレットは、ホームセンターで食べていたものをそのまま引き継ぎました。当時から「チンチラセレクションプロ」を食べており、6年経った現在も同じものを食べています。
途中で商品の配合が少し変わっていますが、こたろうは特に気にする様子もなく、相変わらず毎日嬉しそうに食べています。それほど食に強いこだわりがあるタイプではないのかもしれません。
チモシーについては、その後いろいろ試し、現在はエクストレベルをメインに使っています。
ただお迎え直後は環境そのものが大きく変わるので、今まで食べていたものが分かるのであれば、いきなり何もかも変えなくてもいいと思います。
ペレットの量や回数の目安、チモシーの種類や選び方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。


最初の1週間に見ていたのは「食べる・飲む・出す」
お迎えして最初の1週間、我が家で特に気にしていたのは、
- チモシーやペレットをちゃんと食べているか
- 給水ボトルの水が減っているか
- おしっこが出ているか
- ウンチの量や状態に大きな変化がないか
- 皮膚や被毛に異常がなさそうか
といった基本的なところでした。
こたろうはまだ幼かったので、真菌症など皮膚トラブルも気になっており、皮膚や毛におかしなところがないかも意識して見ていました。
体重については、お迎えから1週間ほど経った頃から定期的に測り始めました。我が家の場合は週1回くらい。毎日きちんと測って記録している飼い主さんを見ると、本当にすごいなと思います。
体重変化を細かく把握するという意味では、測定頻度が高い方が変化には気づきやすいと思います。我が家はそこまでマメではありませんでしたが、少なくとも「普段どのくらいなのか」を把握しておくことは大切だと感じています。
今振り返ると、部屋を冷やしすぎていた
お迎え当時のことで、「今ならこれはやらないな」と思うものもあります。それは部屋を冷やしすぎていたことです。
当時の私は「チンチラは暑さに弱い」「とにかく部屋を涼しくしなければ」という意識がすごく強くて、室温が20℃を切るくらいまでエアコンをフル稼働させていました。
当然、人間は寒い。インナーを着て、長袖を着て、さらにフリースまで着てマフラーをまいて生活していました。
その後6年間一緒に暮らして分かったのは、こたろうはどうやら少し寒がりらしいということ。現在は23℃前後にしていると一番元気そうに見えます。
もちろん適温には個体差がありますし、真夏に温度管理が重要なのは変わりません。ただ、「チンチラだからとにかく限界まで冷やせばいい」というものではなく、その子の様子を見ながら調整するものだったなと思っています。
掃除機や生活音にも神経質になっていた
もう一つ、お迎え直後に心配していたのが日常生活の音でした。
チンチラは繊細な動物だと聞いていたため、「掃除機をかけたらストレスになるかな」「キッチンの音でびっくりしないかな」と、生活音一つにもかなり気を遣っていました。
ところが、こたろうは思っていた以上に腹が据わっていました。人見知りもそれほどせず、生活音への耐性も比較的高いタイプだったようです。
これも個体差なので、怖がっている子に大きな音を聞かせて慣らす必要はありません。ただ、人間側が「チンチラは繊細だから」と必要以上に緊張するより、その子が何を怖がり、何を気にしないのかを少しずつ知っていけばいいのだと思います。
「○日目から触る」ではなく、その子の様子を見ればいい
こたろうの場合は、
- 初日:ケージで静かに過ごす
- 2日目:ケージ越しに触る
- 3日目:初めて部屋んぽ
- 4日目以降:毎日部屋んぽ
- 1週間後:かなり飼い主や家に慣れる
- 1か月後:抱っこの練習開始
という流れでした。
ただ、これは「このスケジュールで飼育すればいい」というものではありません。こたろうはホームセンターにいた頃から、人が近づくと鼻を出してくるような好奇心旺盛な子でした。
最初から「外へ出たい」「人間が気になる」というタイプなら、その気持ちに合わせて少しずつ行動範囲を広げてもいいと思います。逆にとても怖がりでケージの奥から出てこない子なら、無理に触ったり部屋んぽさせたりせず、もう少しそっとしておいたほうがいいはず。
飼い主が決めたスケジュールより、目の前にいるチンチラの様子を見る。6年一緒に暮らした今振り返ると、結局それが一番大切なのかなと思います。
まとめ|最初の1週間は「仲良くなる」より「その子を知る」期間
初めてチンチラを迎えると、早く触ってみたいし、部屋んぽもさせてみたいし、できれば早くなついてほしいと思います。我が家も同じでした。
でも最初の1週間にやることは、無理に距離を縮めることではなく、その子がどういう性格なのかを知ることなのだと思います。
食事はちゃんとできているか。水は飲んでいるか。ウンチやおしっこは普段通りか。人間に興味があるのか、まだ怖いのか。ケージの外へ出たがっているのか。
こたろうはかなり好奇心旺盛だったので、3日目には部屋んぽを始め、1週間ほどでかなり新しい生活になじみました。一方、もっと慎重な子なら時間がかかって当然です。
「うちの子はまだ触らせてくれない」と焦らず、その子なりのペースで新しい家を安全な場所だと思ってもらえれば、それで十分なのだと思います。
現在こたろうは6歳。大きな病気もほとんどなく、毎日元気に部屋んぽをしています。お迎え直後、エアコンを効かせすぎてフリースを着込みながら遠巻きに見守っていた頃を思い返すとしみじみしますが、これからもまだまだチンチラについて学ぶことは多いなぁと思います。



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