動物好きの人たちが動物に出会う為に、一昔前は動物園に行くしかありませんでした。しかし最近では犬カフェ、猫カフェだけでなくたくさんの「小動物カフェ」が誕生しています。鳥カフェやうさぎカフェは、小動物好きの人たちであれば行ったことのある方も多いですよね。
そんな中、最近ではチンチラがいるカフェまで増えているらしいのです!ただ、チンチラは夜行性ですし犬や猫と違って出会ってすぐ人間たちと社交性を築けるという事もない、さらには非常に神経質でストレスに弱い生き物なので大丈夫なのかな…というのが最初の印象でした。
チンチラ飼いとしてはどんなものなのか気になり、調べてみることにしました。
■こんな人におすすめ
~チンチラのいる小動物カフェについて~
・どこにあるのか知りたい
・ふれあいができるのか知りたい
・どんな雰囲気なのか知りたい
チンチラのいる小動物カフェが気になる、会ってみたい行ってみたい!という人は読んでみてね。
チンチラカフェはふれあえる?
動物カフェにはいろいろな形態があります。
- 軽食をしながら、ガラス越しに眺めるだけ
- 動物から近寄ってきてくれた場合はふれあえるが、積極的に触りに行ってはいけない
- むしろ動物側から相当絡みに来る(鳥カフェなど)
- エリアごとに、一部はふれあえるけど一部はダメ。のように分けられているところ
好きなだけ触れる、触りたい放題です!のようなお店は殆どなく、むしろそのようなお店は動物側のストレスを考慮してあげられていない、問題のあるお店です。
そもそも動物カフェ自体が、里親目的などを除き利己的で望ましくない、という考え方もあるかと思います。筆者は、対象が犬であれチンチラであれ、動物を飼う事自体、どんなに愛情を注いで大切に育てたとしてもそれは人間のエゴだと思っています。なので人間にお付き合いいただく以上動物側にも敬意を払って、可能な限りストレスを低減してあげる工夫が必要だと考えていて、複雑な気持ちはあるものの否定するものではありません。
というか私自身、こういった動物カフェに行くことは好きです。動物園も大好き。
だけど、行ったら行ったで複雑な気持ちになることがあります(わかってくれる人いるかな…)。
急にまじめな話になってしまいましたがそういうワケで、お店によって差はあるものの、ずっと抱っこしてナデナデしまくれるようなお店は殆ど無いでしょう。そっと優しく触れてあげてください、程度がチンチラに対しての限度じゃないかと飼い主は思います。
では、ここからはチンチラがいる小動物カフェを紹介していきます。
チンチラがいる小動物カフェ(東京・大阪)
動物カフェ HARRY 原宿テラス店(原宿)
東京の原宿駅から徒歩5分、ちかくに数店舗系列店がある「HARRY」。チンチラ以外には、カワウソやハリネズミにも会うことができます。女性にもうれしいおしゃれでポップな雰囲気の店内です。
HARRYさんに関して、トリップアドバイザーの口コミで、こんなものを見つけました。
チンチラに会いたくて行きました。
引用元:トリップアドバイザー 動物カフェ HARRY原宿テラス店
今日はチンチラには触れませんと言われましたが、1時間かけて来た事を伝えると、少しだけならと触らしてもらえました。ふわふわで、とっても可愛いかったです。
その後カワウソに餌をあげたり、寝てるハリネズミにさわったりしたら30分になってしまいました。
あっと言う前でしたが、次から次へとお客さんが入って来ました。
投稿日:2018年9月10日
この書き込みに対して、お店側からこんな返信がきています。
動物さんの体調によって、ふれあいを制限させていただき申し訳ありませんでした。 現在、チンチラちゃんの数も増え、たくさん触れ合っていただくことができますのでお近くにいらっしゃった際はまたお待ちしております。 HARRY原宿テラス店
引用元: トリップアドバイザー 動物カフェ HARRY原宿テラス店
投稿日:2019年2月11日
ペットショップでもそうですが、体調が悪い、けがをしている状態のペットは一時的に販売を見合わせることがあります。HARRYさんも、その辺りは配慮されているしっかりとしたお店のようですね。
HARRY 原宿テラス店
Address:東京都渋谷区神宮前4-26-5 神宮前426ビル3F
TEL:03-3404-1212
price:30分制1500円(1ドリンク含む)、1時間平日2800円、土日祝3000円
営業時間は11:00~19:00(最終受付18:30)です。
アニマルルームいけもふ (池袋)
チンチラをはじめとした、まだ一般家庭で飼育するには珍しい小動物(モモンガ・ハリネズミ)やふくろう、爬虫類などたくさんの動物たちがいるお店で、池袋から徒歩5分の立地です。
なかなかお目にかかれない、キンカジュウ、ミーアキャット、プレーリードッグなどもいます。2021年7月時点、お店のWebサイトを見ると8匹のチンチラさんが在籍していました。
たくさんの動物がいるからか、いつも混んでいる人気のお店のようです。
飼い主がちょっと気になったのが…私の勘違いであれば大変申し訳ないのですが、口コミサイトに載っていた写真の中に生のリンゴ?と思わしきものを食べさせていたショットがありました。
いやいや、乾燥したりんごバーだよ!という事であればよいのですが、チンチラは生物はあまり与えないほうが良い+乾燥していたとしても、ひとりのお客さんが与えるおやつとしてはかなり大きいサイズだったのが気になりました。日あの量のおやつを与えられているとすると、チモシーあまり食べなくなってしまうのでは…と。
ただ、私はこちらにはお邪魔したことはないですし1年以上前に撮影された断片的な1枚の写真を見ただけなので、今はそんなことはないのかもしれません。機会があれば、レポしてみたいと思います。
またこちらのお店は生体販売も行っているようで、ふくろうやハリネズミ、うさぎ等お迎えできる子たちがWebに掲載されています。ただ、チンチラはいませんでしたので対象外?なのかもしれません。
アニマルルームいけもふ
Address: 東京都豊島区東池袋1-29-4 成田ビル6F
Price:30分1000円、60分1500円、90分1900円、120分2300円(小学生未満半額)
営業時間は13:00~18:00、土日祝は12:30~18:30です。平日休日ともに、閉店30分前が最終受付となります。
小動物カフェ ロックスター(大阪)
動物カフェといっても実際にしっかりした軽食や飲み物を用意しているお店は珍しいのですが、ここは「がっつりBLTサンド」や「ふわふわ綿あめドリンク」など、カフェメニューも充実しています。
チンチラ以外ではフェレット、うさぎ、デグー、ハムスターなどにも会えるこちらのお店。ミニブタさんが一匹、自由に店内を歩き回っているそうです(会いたい)。
また、Webサイトには「ゲストギャラリー」として写真が掲載されていて、動物たちと触れ合っているお客さんの写真が見られます。触れるどころか肩に乗ってくるチンチラさんもいるようです。
グループ店で爬虫類系を集めたお店も近所にあるようなので、大阪へ行った際はこの周辺でまる一日楽しめそうですね。
小動物カフェ ロックスター
Address:大阪市中央区難波千日前6-7辻ビル 5F
TEL:06-6537-9607
Price:入店料金1000円(初回のみ)別途、1名につきワンオーダー制。2回目以降からはドリンクオーダーのみで利用可能。
営業時間は11:00~22:00、土日祝は2時間予約制です。
千葉のふれあいスポットについて
飼い主は千葉で一件、チンチラもいるというふれあい動物カフェに行ってみました。ただ、ちょっとかわいそうな環境だったので店名を出してここで詳細を書くのは控えようと思います(ごめんなさい)。
その子は運動不足のせいなのかタップタプの体系で毛並みも良くなく、ちょっとこれは…という環境でした。また、そこにいた他の動物たちもあまり良い状況下で飼育されているとも思えず、早々にお店を出てしまいました。
動物カフェに対する思い
この千葉のお店に限らず、どの店も「良い状況下での飼育」はかなり難しい事ですよね。冒頭に書いた「動物に敬意を払いつつ、できる限りストレスを低減しながら動物カフェを経営する」って相当むずかしいと思います。
とはいえ、こういったカフェがないとチンチラに会いたくても会えない。という環境の方も多いでしょうし、それをきっかけにチンチラの可愛さ素晴らしさに気づいて、チンチラ好きが増えていくのは私もうれしいのでいつも複雑な気持ちになります。そもそも昼行性ではないチンチラを、日中帯にカフェで人と触れ合わせるのがどうなの?と言われれば、まぁ微妙ではあります。
関係ない話ですが、ずいぶん前にオーストラリアに行ったとき、昼間にコアラを抱っこさせてもらいました。コアラも本来は夜行性です。
人に慣れているコアラは何匹かいて「できるだけストレスがかからないようにローテーションで対応してるんだよ」と現地の方に伺いました。それと同じように、こういった動物カフェにいる子たちも人には慣れているんだろうな。お店側も工夫して対応してくれているといいな、と思った次第です。
ふれあいは難しいけれど、本気でお迎えするつもりでいろいろな子を見てみたい!という事であれば、やはり都内の「ロイヤルチンチラ(ロイチン)」さんは聖地ですので一度訪問してみてはいかがでしょうか。
以上、チンチラのいるカフェについてのご紹介でした。