チンチラ飼育中の電気代を公開💡夏と冬のエアコンではどれくらいあがる?

チンチラを飼育すると電気代があがるかも…というのは気になる話題ですよね。エアコンの必要性についてはだいぶ認知度が上がってきたように思いますが、チンチラはデリケートな生き物ですので温度・湿度管理は特に気を配ってあげなければいけません。

ここ数年様々な事情で日本の電気代はどんどん高くなる一方で、特に2022~2023年はかなり値上がりした方も多かったと思います。今回は、チンチラの飼育するとどれくらいの電気代がかかるのか?について、実際に2022年から2023年にかけてのデータをまとめてみました。これからチンチラのお迎えを検討されている方の参考になると幸いです。

こたろうこたろう

チンチラは餌代やお世話代は犬猫さんよりも安いけど、空調代はケチらないでほしいな~🐭

こたろう家の飼育環境

電気代を計算するにあたり、家族構成や住まい環境、使用する家電によって高い、安い、かなりの変動があるかと思います。その為まずはうちの環境を以下に記しておきます。

・関東の木造一戸建て

・チンチラは一匹、16畳のLDKで暮らしている

・エアコンはリビングでのみ使用、春と秋のごく短期間以外は24時間フル稼働

・エアコン設定温度 夏:22℃ 冬:20℃ 省エネ性能☆☆☆☆☆ 8年程度利用中

・人間は二人暮らしで共働き(テレワークもあり)

・週2~3回食洗器使用、24時間換気

・リビングで空気清浄機が24時間稼働

・湿度が高い日は除湿器稼働

・冬も夏もこたつは弱以下で使用

・ペットヒーターは利用なし

こうやって見ると、うちの電気代は細かいものを除くとほぼリビングに集約されていますね。ペットヒーターやクーラーもはじめは設置していたのですがあんまりこたろうは使わなかったので、今は稼働していません。その代わり、ちょっとお金がかかっても部屋全体の空調は整えてあげるように気を付けています。

今のこたろう家のリビングレイアウト↓

チンチラに適切な温度で暮らすと、夏も冬も人間にとっては「寒い」です。なので、うちは冬だけでなく夏もこたつが稼働しています。たくさん着込んで、足元だけこたつで暖めて、部屋はこたろうの為に結構冷やしてます。慣れればなんとも思いませんが、お迎えするまであまりエアコンを使わない生活をしている人からすると、ちょっとキツイかもしれないですね~。

年間の電気使用量

こたろう家では「オクトパスエナジー」という電力会社と契約しています。イギリス出身の電力会社です。

オクトパスエナジーは再生可能エネルギーの普及に注力していて、環境に配慮した電力販売サービスを売りにしています。Webサイトは一瞬不安になるような配色(ウイルスを彷彿させるような…😂)ですが、2021年の2月に東京ガスと合弁会社を設立した会社ですので、安心して利用してもらって大丈夫です。こたろうの飼い主は1年以上は問題なく利用できています。笑

オクトパスエナジーでは、マイページから各月の実際の電力使用量がどれくらいなのかグラフ化して見ることができます。以下は、2022年4月~2023年3月までの実際の電気使用量データです。

※チンチラ飼育部屋の2022-2023電気使用量推移

このうち、春と秋のほんの数週間以外はエアコンはつけっぱなしです。常に部屋の温度は20~23℃をキープできるようにしています。注目すべきは、夏と冬の電気使用量があんまり変わらないというところですかね。

夏はエアコン必須だけど冬はつけなくても大丈夫なのかな?と思っている方もいらっしゃるのですが、少なくともうちは冬にエアコンをつけないとチンチラにとってはかなり寒いと思います。関東でも、真冬の外気は0度近くなりますからね…。チンチラの暑がり、寒がりも個体によりますが、ペットショップやブリーダーでの飼育環境は比較的暖かいところで育っている子も多いので(ほかの動物と一緒に展示されている為)割と寒がりな子のほうが多いんじゃないかなぁと推測しています。あくまで私見ですが。

ちなみにこの記事を書いているのは3月の末ですが、3月は暖かくなったり少し肌寒かったりを繰り返します。もう4月も目前ですが、今日もうちはエアコンが稼働しています。ちょっと暖かい日でも夜は冷えますので、夜だけつけてたりとかね。それでもやっぱり1年の中ではこの時期が一番ちょうどいい気候ですので、一年の中でも突出して電気代が下がっています。

意外にも真夏も真冬もあんまり電気使用量は変わらないんだな~という事もわかりました。なんとなく冬のほうが高いイメージがあったんですけど、最近は夏もかなり暑いですからね。

年間の電気代

ここからが本題、年間電気代のお話です。以下のグラフの金額は、各種キャンペーンやキャッシュバックの金額を除く単純な請求料金であり、燃料調整費を含む月の総額を記載しています。

※チンチラ飼育部屋の2022-2023電気代推移

先ほどの電気使用量の図と比較すると、2022年の6月と1月はほぼ電気使用量が同じなのに月額にして4,000円も高くなっています。

この違いはいわゆる「燃料調整額」によるところが大きいです。

燃料費調整制度は、事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、平成8年1月に導入されました。

引用元:資源エネルギー庁HP

難しく書いてありますが、要は…
今のご時世のように、戦争や伝染病等様々な原因で急激に燃料の原価があがっちゃうと電力会社も赤字になって事業として立ち行かなくなるので、悪いけど状況見つつちょっと調整させてもらうよー(燃料単価に上乗せで請求するよ)的な制度です。

この燃料調整額が、ここ2年ほどで爆上がりしているのですね。2022年の冬頃は調整費を踏まえ電気代があまりにも高くなり、北の地方だと10万を超える過程も発生したとかでニュースにもなりましたね。やたら電気代高いな~とは思っていましたが、なかなかの衝撃でした😭

10年後の事はわかりませんが、少なくとももう1-2年は電気代が高騰する状況は変わらないんじゃないでしょうかねー。リビングはどうにもなりませんが、待機電力減らすとかちょっとだけ換気へらすとか、これで大幅に削減できる気はしませんがちょっとした節約意識は必要そうだなぁ…。

チンチラ飼育に限らず、電気代の高い・安いの要因としてはやはりエアコンの使用量が大きく影響します。また、同じ部屋の大きさであっても空気の循環が悪いとエアコン効率は下がります。例えばL字の部屋とかね。前住んでた家がそうでしたが、こういう形状だとちゃんとサーキュレーターとか置いてあげないと電気代ばっかり上がって部屋の温度がバラバラになるかつ、局所的に冷えて周りは暖かいのでカビの原因にもなります…。

また、単純に1階・2階の違いでも電気代の高さは変わります。2階は暑いので、その分エネルギーを使いますしね。あとはやっぱり、マンションのほうが気密性は高いので、戸建てに引っ越してからエアコンの効きが悪くなるという話もあります。ただうちは前の家の形状がアレだったので、結果的に今のほうが効率はあがってそうです。

うちのチンチラ飼育環境においての電気代、おそらく数年前は月平均10,000円ちょっとで済んでたのでしょうけど、今は13,000円平均くらいになっていますね。そしてこれからもまだしばらくは高くなっていくのでしょうね。チンチラに限らず、犬猫・その他小動物が暮らすにも特に夏は年々過酷な暑さになってきていますから、動物の体調を考えてしっかり温度対策はとっていきたいものです。

こっそりオクトパスの紹介リンクも貼っておきます…(‘◇’)
おそらく、燃料調整費の高騰が落ち着いてきたらこういう新参の会社のコストメリットがもっと発揮されるようになるんでしょうな。

にほんブログ村 小動物ブログ チンチラへ