チンチラをお迎えするとき、「ペット保険って入った方がいいの?」と迷う方もいると思います。
犬や猫なら保険の情報もたくさん出てきますが、チンチラの場合は加入できる商品自体がそれほど多くありません。我が家では、こたろうをお迎えしたときからアニコム損保のペット保険に加入しており、現在は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の70%プランを契約しています。
では、長く加入していて「保険に入っていて本当によかった!」と感じるほど使ったのかというと、実はまったく逆です。笑
保険料だけを計算すれば、完全に元は取れていませんが、今のところ解約するつもりはありません。
この記事では、実際にチンチラのペット保険へ加入している我が家の保険料、これまで使った回数、窓口精算の使い勝手、補償対象外だったものなどを紹介しながら、「元を取れていないのになぜ継続しているのか」を書いてみたいと思います。
■この記事でわかること
・我が家が加入しているチンチラのペット保険
・現在チンチラが加入できる「どうぶつ健保はっぴぃ」について
・実際に払っている年間保険料
・これまで保険を使った回数と診療内容
・アニコムの窓口精算を実際に使った感想
・健康診断など、保険の対象にならなかったもの
・保険料の元が取れていなくても継続している理由
・チンチラにペット保険は必要だと思うか、我が家の考え
- 我が家はアニコムの「どうぶつ健保ふぁみりぃ」70%プランに加入
- 現在チンチラが新しく加入するなら「どうぶつ健保はっぴぃ」
- 我が家の現在の保険料は年間15,960円
- 保険を使ったのは1~2回。はっきり覚えているのは「うっ滞疑惑」
- 窓口精算ができるのはかなり楽
- 健康診断は保険の対象外だった
- チンチラで注意したい「歯の処置」は補償対象外の場合がある
- 6年分を考えれば、完全に「元は取れていない」
- 保険に入っているから病院へ早く行く、という感覚はない
- 「スタンダードグレーは丈夫」は本当?
- チンチラにペット保険は必要?我が家では「必須ではないけど、入っていた方が安心」
- まとめ|保険は「元を取るもの」ではなく、治療を選べる状態を作るもの
我が家はアニコムの「どうぶつ健保ふぁみりぃ」70%プランに加入
こたろうをお迎えしたのは2020年です。
当時、こたろうがいたホームセンター内のペットショップでペット保険へ加入できたため、その場で申し込みました。現在加入しているのは、アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」70%プランです。
加入した理由はとても単純で、何かあったときに、お金を理由に治療を迷いたくなかったからです。
ペットには人間のような公的医療保険がありません。診察、検査、点滴、薬、入院、手術などが必要になれば、基本的には全額自己負担になります。
もちろん、ある程度の治療費なら保険に入っていなくても払えます。それでも、「この検査をすると高いから今日はやめておこうかな」「もう少し様子を見てから病院へ行こうかな」と、お金が治療方針を決める要素になるのは嫌でした。
保険料も含めて、チンチラを飼うための経費だと考えて加入しています。
現在チンチラが新しく加入するなら「どうぶつ健保はっぴぃ」
アニコムにはペットショップなどの動物取扱業者からお迎えするときに加入できる「どうぶつ健保はっぴぃ」があり、こちらは現在もチンチラを対象動物に含んでいます。
「はっぴぃ」は、ペットショップなどからお迎えするのと同時に、0歳~1歳11か月までの動物が申し込める商品です。チンチラのほか、うさぎ、フェレット、ハムスター、モルモット、ハリネズミなども対象になっています。また、初年度は「はっぴぃ」、2年目以降は原則として「ふぁみりぃ」に継続する仕組みになっています。
つまり、今から成体のチンチラについて好きなタイミングでネットから「ふぁみりぃ」に入れる、という仕組みではありません。
これからお迎えする方で保険も検討している場合は、お迎え予定のショップが「はっぴぃ」を取り扱っているか、引き渡し前に確認しておくのがよさそうです。
現在の「はっぴぃ」は70%と50%の2プラン
現在の「どうぶつ健保はっぴぃ/ふぁみりぃ」には、70%プランと50%プランがあります。
70%プランでは、保険対象となる診療費について、通院・入院は1日あたり最高14,000円まで、手術は1回あたり最高140,000円まで。50%プランでは通院・入院が1日最高10,000円、手術が1回最高100,000円となっています。通院・入院はそれぞれ年間20日まで、手術は年間2回までです。
現在(2026年9月時点)公開されている基本保険料表では、チンチラを含む一部の小動物について、「はっぴぃ70%プラン」は年払18,300円、「50%プラン」は13,500円と記載されています。これは年1,500円のペット賠償責任特約を含んだ金額なので、特約を付けない場合は金額が変わります。
なお、これは現在新規加入する場合の「はっぴぃ」の保険料であって、我が家が現在払っている継続契約の保険料とは別です。
詳しい保険料や補償内容は、アニコム損保が公開している公式パンフレットにまとまっています。
ペット保険「どうぶつ健保はっぴぃ」パンフレット兼重要事項説明書(PDF)|アニコム損害保険株式会社
我が家の現在の保険料は年間15,960円
こたろうの現在の保険料は、年額15,960円です。
加入当初いくらだったのか、途中でどのくらい上がったのかまでは残念ながら記録していません。
アニコムには保険の利用回数による「健康割増引制度」があり、2年目以降の継続契約について、利用回数が少なければ翌年度の保険料が割引になる仕組みがあります。現在の制度では、保険利用0回なら10%割引、1~5回なら5%割引となっています。
こたろうはほとんど保険を使っていないので、この制度による割引も現在の保険料に影響していると考えられますが、契約内容によって条件は異なるため、実際の保険料は各自の継続案内を確認してみてくださいね。
保険を使ったのは1~2回。はっきり覚えているのは「うっ滞疑惑」
保険には長く加入していますが、こたろうはほとんど病院のお世話になっていません。
保険を使ったタイミングではっきり覚えているのが、うっ滞になりかけたのではないかと心配して病院へ連れて行ったときです。レントゲンを撮り、点滴をしてもらい、1週間分くらいの薬を処方してもらいました。
70%補償だったこともあり、最終的な自己負担は2,000~3,000円程度だったと記憶しています。レントゲン、点滴、薬まで含めてその金額で済んだので、「ちゃんと保険が効いているな」とは感じました。
ただ、それ以降こたろうは大きな病気をほとんどしていません。そのため、「あの保険があったから何十万円も助かった!」という経験は、今のところありません。
窓口精算ができるのはかなり楽
アニコムに入っていて便利だと思うのが窓口精算です。
我が家が利用している動物病院は2か所ありますが、どちらもアニコムの窓口精算に対応しています。そのため、いったん診療費を全額払って、あとから保険会社へ領収書や請求書を送って返金してもらう必要がありません。
病院の受付で保険証を提示すれば、最初から保険を適用した自己負担額だけを支払えば終わりです。
保険金の請求手続きが面倒だから使わない、ということもなく、普通に人間が健康保険証を出すような感覚で使えています。
健康診断は保険の対象外だった
一方で、ペット保険に入っていれば動物病院でかかる費用が何でも70%安くなる、というわけではありません。
一般的に、健康診断は保険の対象外です。
もっとも、こたろうが受けている簡単な健康診断は800円~1,000円程度だったので、保険が使えなくても特に負担には感じませんでしたが。
アニコムでも、健康な状態で行う健康診断や症状を伴わない検査は補償対象外と案内されています。健康診断で病気が見つかった場合も、その健康診断自体の費用は対象外で、その後に病気の治療目的で行う追加検査や治療について個別に補償対象となる仕組みです。
我が家で受けている健康診断の内容や頻度については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

チンチラで注意したい「歯の処置」は補償対象外の場合がある
もう一つ、チンチラ飼いとして知っておいた方がいいと思ったのが歯の処置です。
チンチラはげっ歯類なので、歯のトラブルを心配する飼い主さんも多いと思います。
アニコムのパンフレットでは、歯石取りや、過長歯に起因するすべての処置(不正咬合を含む)は補償対象外と案内されています。
こたろうは今のところ歯を削ったり切ったりする処置を受けたことがありません。だから「うちは歯の治療がないから保険を使わずに済んでいる」と単純には言えません。そもそも、歯の処置の内容によっては保険対象にならないからです。
これからペット保険を選ぶ場合は、単純に「70%補償」という数字だけを見るのではなく、自分が心配している病気や処置が補償対象なのかまで確認されることをお勧めします。
💡こたろうの歯ぎしりや歯の様子については、こちらの記事でも紹介しています。

6年分を考えれば、完全に「元は取れていない」
現在の年間保険料15,960円を単純に6年分として考えても、支払った保険料は9万円を超えます。
それに対して、実際に保険を使ったのは1~2回。金銭的な損得だけで考えれば、我が家は完全に赤字です。でもこれについては特に何とも思っていませんし、保険を使うほど病気をしなくてよかったな~と思っています。
火災保険や生命保険と同じで、「払った保険料以上に取り戻したい」と思って加入するものではありませんからね。
我が家では、チモシーやペレット、砂、エアコン代などと同じように、ペット保険もチンチラと暮らすためにかかる経費の一つだと思っています。
保険に入っているから病院へ早く行く、という感覚はない
ペット保険についてよく言われるメリットの一つに「治療費の負担が減るので、早めに動物病院へ行きやすくなる」というものがあります。
これは人によってはかなり大きなメリットだと思いますが、我が家については正直あまり関係ありません。こたろうに少しでも気になる症状があれば、保険に入っていても入っていなくても病院へ連れて行っていたと思います。
動物は「今日はお腹が痛い」と言葉で伝えてくれないので、人間側が異変に気づいたら確認するしかありません。そのため我が家にとって保険は、「病院へ行くハードルを下げるもの」というより、万が一、大きな治療費が発生したときの金銭的なリスクを小さくするものという位置付けです。
こたろうは現在6歳です。これまで病気らしい病気をほとんどせず、元気に過ごしてくれました。
それでも、今後保険料が少し高くなったからといって解約する予定はありません。若くて元気な時期より、年齢を重ねてからの方が体調を崩したり、病院へ行ったりする可能性は高くなると考えているからです。
💡チンチラの寿命や年齢を重ねてからの変化については、こちらの記事もあわせてどうぞ。

「スタンダードグレーは丈夫」は本当?
ここは、私自身が以前から少し気になっていることです。
こたろうはスタンダードグレーですが、6年間かなり健康です。
また、チンチラ飼いさんと交流している中でも、私個人の印象としては、スタンダードグレー以外の珍しいカラーの子の方が体調不良の話を聞く機会がやや多いように感じることがあります。そのため、「野生色に近いスタンダードグレーは丈夫なのかな?」と思うことはあります。
ただこれについて調べても、スタンダードグレーの方が病気になりにくく、珍しいカラーほど体が弱いと断定できる信頼性の高い統計は確認できませんでした。繁殖の過程で特定の遺伝的特徴が問題になる組み合わせなどはありますが、「カラーだけで健康の強さを判断できる」と考えるのは違うと思います。
そのため、これはあくまで私自身が周囲のチンチラを見ていて感じている印象に留めています。
ペット保険へ入るかどうかを「スタンダードグレーだから不要」「珍しいカラーだから必要」と決めるのはおすすめしません。
チンチラにペット保険は必要?我が家では「必須ではないけど、入っていた方が安心」
では、これからチンチラを飼う人に、「ペット保険って入った方がいい?」と聞かれたらどう答えるか。
チンチラの保険は必須ではないけれど、入っていた方が安心だと思う と答えます。
ある程度まとまった現金を常に用意できていて、数万円、場合によってはそれ以上の診療費が突然発生しても問題なく払えるのであれば、保険に入らず自分で医療費を積み立てておくという考え方もあります。
一方で、治療費が高くなったときに、「ここまで治療すると高いからどうしよう」と悩む可能性があるのであれば、保険に入っておく意味は大きいと思います。どちらが正解というものではありません。
我が家の場合、こたろうはたまたま健康な個体だったこともあり、これまで払った保険料の元はまったく取れていません。でも、それでいいと思っています。病気にならないことの方がずっと大事です。
まとめ|保険は「元を取るもの」ではなく、治療を選べる状態を作るもの
我が家では、こたろうをお迎えしたときからペット保険に加入しています。
現在は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の70%プランで、年間保険料は15,960円。これまで保険を使ったのは1~2回程度なので、金銭的には完全に元は取れていません。
それでも、今後も継続するつもりです。
私がペット保険に求めているのは、払った保険料以上のお金を取り戻すことではありません。何かあったときに、「この治療は高いからやめておこう」ではなく、「必要ならやってください」と言える状態を作っておくことです。
もちろん、保険に入っていても健康診断や一部の歯科処置など対象外になるものはありますし、現在チンチラが新規加入できる保険にも条件があります。
これからチンチラを迎える方は、「何%補償されるか」だけではなく、加入できる年齢やタイミング、補償対象外となる診療まで確認したうえで、自分にとって保険が必要か考えてみるのがいいと思います。
💡ケージや食事、掃除用品など、チンチラを飼うために必要なものと初期費用については、こちらの記事にまとめています。飼い主の実体験をもとに書いているので、ぜひ読んでみてください!




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