チンチラ鳴き声まとめ。警戒時はうるさい?嬉しい時寂しい時…発情期はフクロウみたい

うちのチンチラ「こたろう」は、可愛い声でよく鳴きます。「プップッ」だったり、「ホゥホゥ」だったり。たまに、人間がなんでもない時「ギャーギャー」と急に怖い声で警戒鳴きをすることもあります。

なかなか文字であらわす事が難しいチンチラの鳴き声ですが、一緒にいるとだんだん「あ~今甘えてるんだな、遊びたいんだな」とか「怒ってるんだな」というのが分かるようになってきます。

色々なサイトでチンチラの鳴き声の解説がされていますが、実際にチンチラをお迎えしてみて「こんな風に聞こえるよ~」という鳴き声をまとめてみました。

*ポイント**ポイント*

伝わります?結構多彩なバリエーションがあるんですよ、チンチラって。

チンチラの鳴き声

こたろうをお迎えしてから飼い主が聞いた事がある鳴き声は、下記のとおりです。
これらについて、ひとつずつ解説していきます。

・プップップップッ(小さい声でずっと言っている)

・キュウキュウ(消え入りそうな声)

・ワンッ(犬が軽く吠えるような声)

・ギャアギャアギャア(犬とニワトリを足したような声)

・ブゥブゥ(ホゥホゥに似てるけど、もっと低くてざらつきのある声)

・ピィ(鳥みたい)

※ここから記載するのはあくまで飼い主のこたろうに対する見解であって、他のチンチラさんには当てはまらない場合もあります。チンチラと一緒に生活している当事者として、この鳴き声は明らかにこうだな。と思えるものを書いていきます。

プップップップッ(小さい声でずっと言っている)

機嫌が良い、楽しい、嬉しい時はこの鳴き方をします。5分でも10分でも、ずっとプッププップ言います。部屋んぽ中、ケージの中にいる時どちらでも聞けます。よく聞くタイミングは、部屋んぽ中キャットタワーのてっぺんに上っている時。聞いてて明らかに「嬉しい嬉しい!」というのが伝わってきます。寝そべっている飼い主の上に乗っかってくる時もよく聞きます。

もしかしてマウント取られてるんでしょうか…

キュウキュウ(消え入りそうな声)

悲しい、寂しい、つらい、嫌なことをされている時はこの鳴き方です。この声は家の中では聞いた事が無く、病院に行った時に2回ほど聞きました。不正咬合の疑いがあった時に、器具をつかって獣医さんに口の中を開けられている時です。聞いているこちらがつらくなるような、か細くて消え入りそうな鳴き声でした。

ワンッ(犬が軽く吠えるような声)

痛い時、怒っている時、警戒している時はこの鳴き方をします。ブラッシングをする時によく聞きますね。基本チンチラさんはそんなにブラッシングは要らないと思うのですが、たまに毛玉ができる時があるのでそういう時は軽く優しくブラッシングをしています。

ただ、嫌なところを触ってしまったり、ちょっと力が入ってしまうと「ワンッ」と鳴いて怒ります。そんな時は、ごめんよ~と声をかけながらなでなでします。こうなると、しばらくは全然目を合わせてくれないですね。痛いんじゃ!ふんっ!みたいな感じでそっぽを向かれます。

ギャアギャアギャア(犬とニワトリを足したような声)

これが一番分からないのですが…飼い主の予想では、何かに警戒している、周囲に何か危険を訴えている、人間には見えないものが見えている、怖がっているのどれかじゃないかと思っています。

というのもこの鳴き方をする時は本当に急で、何か突拍子もない事が突然起こってそれに対してびっくりしているとか、そんな事もないんです。ただ、まったりしている時に急に鳴き出します。

最初は、どこか具合が悪いのか痛いのか?空調が悪いのか?など色々考えて調べたのですが結局分からず。この鳴き方には諸説あるようですが、チラ友さんに相談して言われた一言でとてもしっくりきた意見があります。

「チンチラは捕食される側の生き物なので、何か体に異常があることによって、それを訴える為に鳴いてアピールするという事は少ないのではないか。」というもの。

確かにそうかも…と。体のどこかが悪いというよりは、怒ってたり怖がってたり、警戒して何かを訴えていると捉えるべきだな。と今は考えています。以下は、とある日の警戒鳴きを撮ったものです。

ホゥホゥホゥホーホーホー(フクロウみたいな声)

寂しい時、構ってほしい時、お腹がすいた時、発情している時によく聞く鳴き声です。ホーウ、ホーウとフクロウが鳴くような声に私は聞こえるのですが、この表現は人によって違うかもしれませんね。
特にお腹が空いている時、いつもこの鳴き方で飼い主を呼びます。はいはーい、と適当にはぐらかすのですが、その後もしつこく鳴き続けます。笑

飼い主が家にいる間はほぼ決まった時間にこの鳴き方をするのですが、それが大体10:00と22:30頃。その時間はペレットをあげる時間なのですが、こたろうは時間の感覚もしっかりしてます。飼い主が仕事に没頭して時間を忘れていると「時間ですよ!」と鳴いて教えてくれます。

あとは部屋んぽ中にひとりで一通り遊んだら、ちょっと構って~!という感じで呼んできます。近づいて撫でてあげると、プッププップ鳴いて嬉しいアピールしてくれます(超かわいい)。

また、遊んでほしいのかな~お腹空いたのかな~と思って近づくと、発情している時もあります。うちはこたろうよりワンサイズ小さいぬいぐるみをいくつか部屋んぽスペースに置いているのですが、フクロウ鳴きしてるなぁと思ったら、わさわさとぬいぐるみに乗っかってる時があります。

ブゥブゥ(ホゥホゥに似てるけど、もっと低くてざらつきのある声)

嫌がっている時、怒っている時、ワンと鳴く時よりも我慢しながら耐えている感じの時にこの鳴き方をします。よくこれを聞くのは、カキカキをやりすぎた時ですね。。カキカキしてほしい!とアピールしてくるのですが、飼い主も嬉しくてずっとやり続けると「もうやめろ」とか「そこじゃないわ!」という感じでブゥブゥ鳴きます。あと、この鳴き方をする時はしっぽを振る時が多いですね。

チンチラがしっぽを振る理由も諸説ありますが、私の感覚だとこたろうがしっぽを振る時は「イラついている時」です。しっぽを振る時は大体、ヤな感じの声を出していますね。これも個体差があるのでしょうけど…

「ブゥブゥ」と「ワンッ」は両方怒っていたり嫌がっている時の声ですが、こんな違いがあります。

  • ブゥブゥ:ふてくされている感じ
  • ワンッ:遠慮せず、怒りを表現している感じ

ピィ(鳥みたい)

こたろうはよく寝言を言います。その寝言は、鳥が鳴くような「ピィ」「ピーピー」とか「ぴぴぴ」みたいな声です。我々夫婦が小鳥好きなのを知って遂にこたろうも鳥になったのか…

大体、この声が聞こえて振り返るとこたろうは爆睡しています。こんなかわいい寝言ってある!?と、最初はびっくりしました。

*ポイント**ポイント*

かわいいの大渋滞ですね。我ながら。

飼い主も理解できるようになってくる

不思議な事に、ずっとチンチラと生活しているとだんだん鳴き声で何が言いたいのか分かるようになってきます。同じように鳴くときも「あぁ、寂しいのかな」とか「今発情してるな」とか。鳴き声だけではなく、その時の動きを見ていても分かります。

特に「プップッ」鳴きをする時は本当にずーーっとプッププップ言ってるので、おもしろ可愛いです。そういう時に構ってあげると嬉しそうにその場でジャンプしたり、上目遣いで飼い主の顔をのぞき込んだりしてきます(あざとい)。

私はチンチラをお迎えする前に、鳴き声について色々調べました。この鳴き声はこう、これはこう。など書かれているのですが、どうして人間がそんな事わかるんだろう、チンチラでもないのに。と思っていました。ただ、実際にお迎えしてみると普通に分かるようになりました。

ただ、急に警戒鳴きをするのはなぜなのかはどうしても分かりません。チラ友にも聞いてみましたが、なんでもない時に急にギャーギャー鳴きだすことはあるようです。

そういう時は「はーい」と返事してあげたり、撫でてあげるとおさまるという方もいました。飼い主はこたろうの警戒鳴きを聞いたのは2回程しかありませんが、その時は撫でてもカキカキしても、大好きなラクトバイトやペレットをあげてもおさまらずでした…

23時前で周囲もうるさくもなかったですし空調もいつも通りでした。その日は心配しながら寝たのですが、翌朝はケロッと元気になっていてバタバタ走り回っていました。その後もしばらく様子を見ていたのですが、変わったところもなく結局原因は分からずじまいです。

かまってほしい時とか、特に理由なく鳴く時もあるようなので、永遠に鳴き続けるような事がなければそこまで神経質にならなくても良いのかもしれません。

チンチラが飼い主の前でいろいろな鳴き声を聞かせてくれるのは、信頼関係ができている・なついてくれているからだと思っています。なので、私もそれにこたえるようたくさん話しかけてあげるようにしています。みなさんのチンチラさんは、どうですか?

にほんブログ村 小動物ブログ チンチラへ