チンチラの部屋んぽ時間…サークル・フェンス対策、広さについて

ペットショップのチンチラは寝ている事が多いので、実際に飼ってみると「チンチラってこんなに素早く動くんだ!」とびっくりされる方は多いでしょう。チンチラの運動不足とストレス解消の為、飼い主とのコミュニケーションの為、部屋んぽはしっかりさせてあげる必要があります。

ここでは、チンチラの部屋んぽに関して飼い主が抱きやすい疑問について解説していきます。

■こんな人におすすめ

~チンチラの部屋んぽについて~

・部屋んぽはどれくらいの時間やれば良いのか知りたい

・部屋んぽ中の、フェンスサークル等でのかじり対策を知りたい

・部屋んぽ後のうまい帰らせ方を知りたい

・広さはどれくらいあればいいのか分からない

*ポイント**ポイント*

こたろうの、実際の部屋んぽスタイルについて紹介するよ!参考にしてみてね

チンチラの部屋んぽ所要時間

ここからは、実際にこたろうがどんな生活をしているのか?部屋んのぽのスケジュールも交えて紹介します。
※ちなみにうちでは、勤め先で2020年以降テレワークが普及した事もあり、飼い主の在宅時はケージの扉を常時開放しています(こたろうが好きな時に出てこられるようにしています)。

昼間急に起きて、バタバターっと外に出てくる事もあるのですが基本的にはケージの中ですやすや寝ています。昼間は自由にさせていても、寝ていることがほとんどです。なので、これでは部屋んぽしているとはあまり言えませんね。

そして夜。飼い主がお風呂に入っている間はケージを閉めますが、出てくる頃(22時前後)にはそわそわして上下の扉の前を行ったり来たりしています。ここで扉を開けてあげて、初めて部屋んぽのカウントスタートです。

所要時間は大体、1時間~1時間半くらい。
こたろうが気乗りしない日は出てこない事もたまにありますし、逆に元気すぎる日は全然ケージに帰ろうとしなくて大変です。休み前など、少し長めに起きていられる日はもう少し長く部屋んぽさせている事もあります。

こたろうは夜中になればなるほど元気が出てくるのですが、我々夫婦が早寝なもので…普段は23時には寝ますし、どんなに遅くても0時には寝てしまいます。なので、こたろうにはその間に遊んでもらっています。

うちは朝7時前と夜21時半くらいの1日2回ケージ掃除をするのですが、掃除始まった!と思ったら空気を読んでケージの外に出て、ひとりで遊んでくれます(いい子…!)。うちにお迎えして数か月くらいは、ケージに帰ってもらおうと「トントン」と少し触って促すとすぐ戻ってくれていました。なかなかケージに帰ってくれない…という話もよく聞いていたので、うちの子はおりこうなのかも。と思っていたのですが、もはや今は全然帰ってくれなくなりました。

最近は部屋んぽの終わり際を察知するようになってきて「お帰りくださーい」と言うとダダーっと遠くへ走って逃げてしまいます。これは飼い主の教育が良くないんでしょうかね…笑
でも、最終的にはペレットの袋をカラカラっと鳴らすと、瞬時に飼い主の膝の上に乗ってきます。そこで少しペレットを手から与えて、そのままケージの中ににそっと入れると大人しく帰ってくれます。

1日をトータルすると、部屋に出ている時間はだいたい2-3時間くらいです。でもその中で部屋んぽと呼べるような、駆け回って遊ぶのは1時間~1時間半くらい。という感じです。絶対にこの時間を確保しなければいけないという事はなく、個体によって長め短め当然あるでしょうし、飼い主さんが無理のない範囲でやってあげれば良いのではないでしょうか?長けりゃ長いほど良い、というモノじゃないですね。こたろうも、ずっとケージを開けていても出てこない時もありますし。


もし仕事が長引いたとか、やむを得ない事情で時間が確保できない…という場合は、短くても良いので毎日出してあげてほしいと思います。

*ポイント**ポイント*

まったく出してくれないとストレス溜まるし、スネちゃうよ!

部屋んぽ中の対策…フェンス・サークルはどうすればいい?

部屋んぽスペースは、サークル・フェンスでしっかりカバー

チンチラは、齧る事が仕事のようなもの。初めて見るもの、興味を持ったものはとりあえずかじります。なので、部屋んぽ中も気を付けて対策していないと「なんでも」かじります。

・テレビや電話のコード 

・ビニール袋

・壁紙

・机などの家具

 などなど…

かじられてもいいよ!という前提で、危険物は置かないチンチラの専用部屋をつくって解き放っていたり、リビングでもコード対策をしっかりしたうえでチンチラを開放している方もいます。
飼い主夫婦は寝る以外の殆どをリビングで過ごしますが、コード類が隠し切れないのでフル開放はせず、LDKの一角をチンチラコーナー化しています。おかげで部屋が狭いです。

リビングとチンチラスペース(本来はダイニング)はひとつの部屋なのですが、このチンチラスペースはぐるーっとペットフェンスで囲っており、ここからは出られないようにしています。ペットサークルも考えたのですが、大きさが決まっている既製品のサークルよりは、フェンスのほうが広さも融通が利くかなと思いフェンスを採用しました。

チンチラ部屋のレイアウト
チンチラペットフェンス
こんな感じでぐるっと囲みます。

使用しているペットフェンスは12枚組の70*50cmのものです。それを3セット購入して、普段は2セット使っています。

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市販の安いフェンスも、少しの加工で利便性UP

100均で売っているワイヤーネットをつなげて、ペットフェンスを自作されている方もたくさんいらっしゃいますね!私は根気が持たないだろうと判断してチャレンジしませんでしたが…

このフェンスもすごく強度があるかというとそうでもないのですが、必要十分な役割は果たしてくれています。専用のジョイントパーツ(黒いやつ)もついていますが、これだと90度または180度固定しかできません。なのでもう少しアレンジを効かせる為に、100均で単語帳についているようなリングのセットを買って、一部取り付けています。

これでジャバラ状に動かす事もできるし、使わないときに非常にたたみやすくなります。ケージに対しては片側だけこんな感じでリングで固定して、反対側はケージの後ろにフェンスごとギュっと押し込んで、ケージの裏からチンチラが出てしまわないようにしています。

多めに買った理由は、たまに拡張して広く遊ばせてあげる為です。普段はチンチラスペース内だけを囲っていますが、たまにリビングまで広げると「あれ、なんか広い!」と最初は緊張しながらも一歩ずつリビング側へやってきます。慣れると、リビング側のフェンスも飛び越えようと体当たりを始めます。脱走したがりさんです。

当然ながら、部屋んぽするときは変なものをかじらないように万全の対策をしてあげる必要があります。特にコード類は、ものによってはチンチラが感電し、最悪亡くなってしまう事もありますそうでなくても顔やヒゲが焦げてしまってご飯を食べなくなる事もあるようで…

うちもこうやって対策しているつもりでも、フェンス/サークルの下から少し手を伸ばせば届くような位置に、ペットクーラーの電源コードが出てしまっていたことがあります。それをこたろうは引き寄せてかじったようで、被覆ははがれて銅線がむき出しに…という事件もありました。銅線も、誤って食べてしまうと中毒になってしまう可能性もあります。
そのペットクーラーは、万が一コードをかじっても安全に設計になっていたので事なきを得ましたが、これは飼い主も大いに反省しました。

部屋んぽ時には、飼い主はちょっと過剰なくらいコード類には気を配ってあげて、しっかりした対策をとる必要がある
と感じています。

部屋んぽの広さはどれくらい必要なのか

みんなどれくらいの広さなの?

うちのリビングはもともと、こういうレイアウトでした。
合計で14畳くらい?だと思うんですが、この右半分をつぶしてチンチラスペースにしています。なので部屋んぽスペースは6畳くらいになると思います。

チンチラの部屋
無印のインテリア相談会で作ってもらいました。

広さに関しては、みんなどれくらいなんだろう?と思いLINEのチンチラ飼育相談オープンチャットで聞いてみたことがあります。その結果、飼い主の皆さんまちまちでした。
・2.5畳くらい
・8畳くらい

・20畳のリビングをフル開放

など、平均的にこれくらいというのがなくかなり個人差がありました。

個人的には「これくらいの広さがあれば良い」というのは無く、広ければ広いほうが良いと思います。走り回っているこたろうを見ていると、8畳のスペースを確保していても、いつもジャンプしたりフェンスにどーんと体当たりして脱走しようとするので、もっと広いところに行きたいんだろうな…というのをひしひしと感じます。

飼い主の思う、最低限必要な広さ

こたろうの部屋んぽ中の様子ですが、やっぱりババーっと走り回ってる時はすごく楽しそうで、イキイキしています。ケージにはステップをたくさん入れているので上り下りはケージの中でもできますが、横に走り回るのは限界があります。

飼い主の思う「最低限必要な部屋んぽの広さ」ですが、うちが今6~7畳くらいだとすると、最低でも4.5畳以上のスペースは確保したほうが良いと感じます。フェンスを拡張して遊ばせているときは、ずっとプッププップ言いながら明らかにいつもより楽しそうなのがこちらにも伝わってきます。開放感を感じてるんでしょうね。

あとは部屋んぽのときに、チンチラが上り下りできる低めのキャットタワーを置くなど、横だけでなく上下にも動きまわれるグッズを配置してあげるとなお良いです。上下左右に飛び回って元気に遊んでくれます。

時間や広さの確保等、気にしてあげる事は多いチンチラの部屋んぽですが、チンチラと一番仲良くなれるコミュニケーションタイムでもあります。是非、飼い主側も楽しんでやってみてくださいね。

※この記事を書いた後、飼い主とこたろうは新居へ引っ越しました。引っ越し先でのレイアウトも是非ご覧ください。

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