チンチラのケージレイアウト 掃除・床対策のおすすめ…高さは必要か

チンチラのケージレイアウト、みなさんどのようにされていますか?ステップをどれくらい入れているのかは、人によって本当に様々ですよね。

うちはステップをかなり多めに入れているほうですが、ケージのレイアウトを決めるにあたって、どんな事を意識したのか?何を用意したのか?をまとめてみました。

■こんな人におすすめ

~チンチラ用のケージレイアウト~

・どんな風にステップの位置を決めるのか知りたい

・小物の位置を決めるうえでの注意事項が知りたい

・ケージの外側にステップをつけるのはアリ?

・高いところからのチンチラの落下が心配

*ポイント**ポイント*

快適性・安全性を考えてパーツを設置した、実際のケージレイアウトも載せてみたので参考にしてね!やっぱりチンチラとしても快適な環境で住みたいモノですよ~。

チンチラこたろうのケージレイアウト

大切なのは「事故を防ぐこと」「動線を意識すること

設置するステップの量や大きさにもつながるところですが、ケージレイアウトは「事故を防ぐこと」「動線を意識すること」この2つが守られている事が大事です。

チンチラは高いところが好きで、ジャンプ力も非常に高い生き物です。運動量も必要なので、横幅が限られたケージの中では上下に移動できるステップを設置して、チンチラが部屋んぽ中でないときもある程度ケージの中を動き回れる環境を作ってあげることが理想です。

うちはイージーホーム80ハイを使用していますが、ステップや小物の数はこんな感じです。

・SANKO 木製コーナーステージ 小 *2

・SANKO リラックステージ M *2

・SANKO 木製チンチラステージ *3

・SANKO とびばこハウスL *1

・SANKO ウッド・ハウス(G) *1

・マルカン マルチウッドL *1

・チラ壺 *1

・かじり木コーンM *3

・お手製のハンモック *1

・チンチラ専用クーラー PC-200 *1

設置場所はこんなかんじです。

チンチラケージレイアウト例
正面
チンチラのケージレイアウト例2
横から見たもの

1階と2階をつくる

マルチウッドLをケージの中央あたりに設置して、2階っぽくしています。もともとこの下のスペースに回し車を入れる予定だったのですが、狭くなりすぎるし就寝中の事故も怖かったので結局回し車はケージの中には設置しませんでした。
※回し車に関しては、そもそもこのタイプのものは危ないという意見も多く聞かれますしね。しかしながら、別のもの(サイレントホイールフラット40)を買いなおしたのですが全然そっちは回ってくれないです…。

話はそれましたが、こういう経緯でマルチウッドLは当時の名残のままぐにゅぐにゅっと設置してあります。ただ、これはこれで気に入ってくれてるみたいですし、飼い主も見た目的に好きです。これが入ってることで一気に「小動物のケージ」ぽくなって、かわいいです。りんごの木でできているのでかじり木にもなりますし、ガリガリとよくかじっています。かじり木として設置するのもおすすめです。

欠点・デメリットとしては、やっぱり掃除が少ししづらいというところですね。丸太?が繋がって出来ているので、チモシー等が溝に詰まる事があります。と言っても、ほうきでささっと掃いてあげれば十分取り切れるんですけどね。

メンテナンスの観点で言えば、丸太ではなくでこぼこのない板のほうが清潔ではあると思います。

こたろうは、トイレの小さいほうは1階の休足フロア上でしかしないのでふき取りが大変…という事はないですが、チンチラさんによってはマルチウッドだと拭くのが大変かもしれません。ましてや、ドアひとつ潰してあるので手は入れにくいですし。

天井の上に1枚プラスチックの板を置いて、その上に掃除用具やチモシーを乗せているので上側を開けてそこから掃除する、というのもできません。掃除のやり方は慣れてしまえばなんてことはないですが、掃除のやりやすさを考えるとちょっと難がありますね。笑

チンチラケージレイアウト、上から
上から見たもの

※2021/9月現在、マルチウッドLはネット通販ではあまり販売されていないようです。代わりのモノとしては、「ペットナチュラルバーM/L」等がありますので参考にしてみてください。ただ、ペットナチュラルバーには↑の写真のようにケージに固定する為のネジがついていないようなので、設置には工夫が必要かもしれません。ご注意ください。

イージーホーム80は、デフォルトだと足元はワイヤーになっています。ただそれだと歩くときに足を痛めてしまうので、プラスチックの床に変えてあげるか、ロイヤルチンチラさん等で売っている床用の布やマットを敷いて対策してあげてください。
※うちの子は、チラ壺は殆ど入ってくれません。かわいいのになぁ。

こたろうは角が好きで、一番上に設置してあるコーナーステージにいる事が多いです。コーナーステージは大も持っていて以前は使っていたのですが、この小さいスペースのほうが落ち着くようで結局ここはこのまま使っています。

チモシー入れ(牧草フィーダー)は基本的に1階に設置してるのですが、2階に置くと急に食べてくれる時もあるのでちょこちょこ動かしてます。もう1個買えばいいんですけどね。マルカンの「わら&ラタンボール」をおもちゃとしてあげていて、その中にチモシーをちょっと詰めて2階に置いてあげたりもしています。

うちだけかどうか分かりませんが、1階に置いていたら食べないのに、2階に持っていってあげると中身は同じなのに食べ始める時があります。姿勢的に食べやすいとか、2階で食べたい気分、等あるのかもしれません。他の方のレイアウトを見ても、2階以上作っている方は各フロアに牧草フィーダーを置いてあげているのをよく見かけます。

チモシーはたくさん食べてくれないと不正咬合の原因にもなり得ますし、ちょっとでも「あ、ここに置いたらよく食べるな…」という場所があれば、置いてあげると良いです。

ケージそのものの選び方、オススメなどは下記にもまとめています。

ケージの外側にもステップを設置

あと、うちのケージが特徴的なのは「外側にもステップを設置」しているところです。

チンチラケージレイアウト正面から

これをやる場合、上側の扉(大きい方。下は開いてますよね)をつぶすことになります。なので掃除がしにくくなる…というデメリットありです。

なんでこんなレイアウトにしているのかと言うと、部屋んぽ中もこたろうは、ケージと部屋の間を行ったり来たりするので「上からも下からも、こたろうが自由に出入りできるようにしてあげたいなぁ」と思ったのがきっかけ。ステップは、ネットで2枚セットで売られてるものもありますよ~。

チンチラケージレイアウト_動線

こんな感じの動線で、ぴょーんと部屋からケージ外側のステップに飛び移り、ケージの中をぐるっと降りてきてまた外に出ていきます。なんのために一回部屋に帰ってくるのかはよく分かりませんが、おそらく遊んでいるだけです。
外側にステップをつける場合の注意点としては、留め具がプラスチックでできているのでこれを噛んでしまう子、かじってしまう子だとちょっと難しいかもしれません。

うちはそんな事なかったので大丈夫でしたが、もしやる場合はチンチラさんの様子を見て、何かしら対策してあげる、あるいはやめる。等の判断が必要です。
ケージを開けて部屋んぽを一通り楽しんだら、ケージのなかに戻らず外側のステップでよく休んでいます。気に入ってくれてるみたいで嬉しいです。

かじり木は別に与えているので、このケージの中に設置されているかじり木コーンは足場的な要素が強いですね。ステップだけでも十分移動できるようにしてあるのですが、たまにかじり木コーンの上に乗って、直立したままぼけーっとしている事がありますね。

あぁかわいい。

チンチラの落下には十分注意

ケージレイアウトを考える上で注意をしている部分としては、どのルートを通っても、上から誤って落下したときにビターンっと床に落ちてしまわないように設計しています。設計とかいうレベルのものでもないですが…特に、こういう高い位置にハウスを置く場合。ハウスからすぐ届く位置にステップを置いてあげないと、起きたチンチラさんが寝ぼけたまま前にずりずりっと出てきて落下する、という事態になりかねません。

チンチラケージ_上側

チンチラのケージレイアウトを決めるとき、上側に何かを設置する場合は、誤って落下しそうになってもそれを防止できるように対策する。というのをしっかり考えてあげる必要がありますね。

ただ、歳をとってくると運動量もへりますし落下する危険もある為、高さには注意が必要です。幼少期もしかりですね。なのでそういう時期は、あまり高いところにステップを設置しないか、万が一落ちても大丈夫なように受け皿となるような位置にもステップを設置する事をおすすめします。

チンチラさんは自分の家のレイアウトをしっかり覚えているので、あまり頻繁に変えるとそこにステップがあるものとして飛び移り、落下してけがをしてしまったりする事があります。途中で変更する場合は、様子を見ながら慎重に対応してあげましょう。

最低限、下記の3つのポイントを守ってレイアウトを決めてあげればOKです。皆さんも、素敵なチンチラハウスが完成すると良いですね♪

・落下しないよう、安全対策を第一優先にする

・高さを活かしてステップを設置してあげる

・足に負担がかからない素材にする

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