チンチラの性格は性別オスメスで違う?わがままもまたかわいい♡

チンチラをお迎えする時に、気になる事のひとつが「性別(オス・メス)」によって違いはあるのか?というところです。

オスはこんな感じ、メスはこう。など、それぞれの飼いやすさや注意するポイントが分かれば、心の準備もしやすいですよね。チンチラ(ネズミ)は、性別によってどの程度性格に違いがあるのでしょうか?また、環境によっても変わってくるのでしょうか。

■この記事でこんな事が分かります

・チンチラの性格

・オスとメスで違いはあるのか?

・急に性格が変わる事もある、その理由

こたろうこたろう

外見だけでなく、性格もちゃんとわかった上でお迎えしてくれたら嬉しいな~。ちょっとわがままなのも、チャームポイントってことで☆

チンチラの性格

実際にチンチラと暮らしている中で、チンチラの性格を一言で表すと「猫に似てる」なぁと思います。好奇心旺盛で、自分の興味があるものに対してはとことん突き進みます。

例えば…
飼い主に怒られるのが分かってるのに、ソファの後ろ側に狭い隙間をグングン突き進んで毛がぼっさぽさになってみたり、あとちょっとで飛び越えられるかも!という高さの壁を乗り越えようと、あきらめずにひたすらジャンプしてみたり。冒険家気質ですね。

おもちゃ、遊び、おやつ、興味を持ったものにはとっても執着するのですが、飼い主が新しいおもちゃを買ってきて見せても気に入らないと投げ捨てたり、蹴り落としたりします…。そうそう、チモシーに対してもそうですね。わがままさんというか、好きじゃないものに対しては全般的に超塩対応です。

そして人間が構いたい時はツンツンするのに、構わないとそれはそれで急に膝のうえにピョンっと飛び乗って顔を覗き込んできたり。首もとをカキカキしてほしくて首をかしげて差し出してきたり。あふれ出るツンデレ感。

野生のチンチラの世界では、主従関係という概念がありません。リーダーがいて群れを統治しているというわけではなく、みんなで支えあって群れで生活しています。その為、飼い主(リーダー)の指示に従ったり、褒められる事で喜びを感じる、という事もありません。

生活圏にいる仲間は至って「対等」です。なので飼い主とチンチラの関係も、お友達というか共同生活者みたいな感じなのだと思います。

また、チンチラはとても繊細かつ神経質な動物で、ストレスにも弱いとされています。大きな音を出さない、強い匂いが出ないようにする、急に大きい動きをしないなど、細かいながらも気を付けてあげるポイントは多いのです。

オス・メスでの違い

性別はオス・メスどちらが飼いやすい?

動物界では、オスよりメスのほうが強い・性格がきつい、というパターンが多くあります。

チンチラも、一般的にはオスのほうがおっとりしていて、メスのほうがわがままで気が強いと言われています。ただ、これは人間にも言えますが一概に「男」と「女」の2パターンだけで性格の違いは語れませんよね。

おっとりした男性もいれば、負けん気の強い女性もいる。そもそも今は様々なジェンダーを認識しあう世の中ですし、チンチラもオスメスで一概に性格は語れません。

ちなみにうちのこたろう(♂)ですが、超ツンデレです。気性が荒いと思った事はありませんがおっとりもしておらず、隙あらば脱走を狙ってペットフェンスに飛びかかったり、毎日元気に部屋を走り回っています。

慣れてしまえばメスのほうが人懐っこくなるというのも聞きますが、結局のところ個体差が大きいと感じます。最近はインスタやYouTubeでも様々な方が動画をアップされていますが、とある3児の母チンチラちゃんは今も昔も変わらぬ美しいツンデレさんです。笑

そもそも幼少期のチンチラは雌雄を見分けるのが難しい時期もあるので、オスだと思ってお迎えしたらメスだった…という事もあり得ます。いつか繁殖させたいとなると話は別ですが、どちらをお迎えしても十分かわいいし飼いやすさに優劣もないので問題ないですよ!

多頭飼いはどちらがしやすい?

上に書いたとおり、チンチラの性格は個体によるところが大きいのですが、2匹以上の多頭飼いをする場合はチンチラ同士の性格・相性をしっかり見極める必要があります。

多頭飼いの場合はオス×オスより、メス×メスのほうが喧嘩せず仲良くできる可能性が高いと言われています。オスのほうがメスに比べて縄張り意識が強く、お互いをライバル視してしまう事があるからです。

おなじ母親から生まれたオスの兄弟たちが仲良く同じケージで暮らしている事例などもありますが、これは生まれた時からずっと一緒だった為きちんと仲間意識が育ったからでしょうね。

また、生まれた時からずっと一緒だったその兄弟も、同じケージの中で暮らしていると急に一匹が他の子に喧嘩をしかけて怪我をさせてしまった…という事もありました。

また、オス×メスの組み合わせはメスの妊娠の可能性も考慮して、性格だけでなくカラーにも注意しなければいけません。チンチラには、組み合わせてはいけない劣性遺伝子が存在するからです(この話はまた追々)。

おっとりした子同士であれば比較的仲良く暮らせる事は多いようですが、実際に会わせてみないとそこは分からないので、途中からもう1匹お迎えするのはなかなか判断が難しいところです。

性格が変わる事がある?

うぉぉー イラつくむかつくっ!!

一緒に暮らしていくなかで、チンチラの性格が変わることはズバリ「あります」

年齢・飼い主との関係性によるもの

飼い主は、若い頃はとがっていました。えぇ。
しかし今はカドやらトゲやらが随分削ぎ落され、古い友人に会うと「まるくなったね~飼い主」と言われます。

それと同じで、チンチラも年齢によって性格が変わっていきます。具体的には、性格が変わるというより飼い主との関係性ができてくる事によって、心を開いて色々な表情を見せてくれるようになります。

お迎えしてすぐの頃は、おとなしくてケージに引きこもりで飼い主と目も合わせてくれない…というチンチラさんも、半年・1年・2年と年月が経過するごとにどんどん活発になっていきます。そして冒頭に書いたように「興味のあるものにはしつこく食ってかかり、興味のないものには激塩対応」するチンチラらしいチンチラになる(はず)!

体が老いてきたら人間と同じように、おっとりとした性格に落ち着く子が多いようです。それくらいになるまで、こたろうにも長生きしてもらえたら嬉しいなぁ…と思います。

発情によるもの

チンチラさんは生まれてから半年もすると、体が成熟します。個体によりますが発情周期は大体1か月おきくらいです。

そしてその時期になると、こたろうは人(チラ)が変わったように攻撃的になります。普段は口の前に指を差し出してもスンスンするだけで絶対に嚙みませんが、この時期だけは尻尾をブンブン振り回しながら飼い主に隙あらば噛みつこうとまとわりついてきます。

そして、ホゥホゥとかブゥブゥとか、すごい機嫌の悪そうな声で鳴いてむかつくアピールをしてきます。

この時期だけは本当に、まるで性格が変わります。メスの場合はここまで激しくないようですが、どうなんでしょうかね…。

こういう時は、自分の体より一回り小さいぬいぐるみを与えます。すると、マウントをとれたことに満足するのか、メスと交尾している感覚になるのかスッと落ち着きます。

一生ぬいぐるみにしかお相手してもらえないこたろうに、ちょっと申し訳ない気持ちになります。ごめんよー。

こんな感じで、チンチラの性格は性別や環境、飼い主との暮らしの年月によっても随分変わってきます。日を追うごとに色々な表情を見せてくれるようになるので、飽きないですし毎日とても楽しいですよ♡

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